育休中の時間を有効活用して「副業したい」と考えるパパは少なくありません。
でも、「会社にバレたらどうしよう…」と不安になりますよね。
実際、会社によっては副業を禁止していたり、就業規則で制限がかかっていたりします。
本記事では、育休中に副業がバレる理由・バレないための対策・注意点をわかりやすく解説します。
筆者自身も家事や本業と両立しながら副業で月3万円以上を1年半継続中ですので、リアルな体験も交えてお伝えします。
育休中に副業はできる?そもそも禁止されてるの?
結論から言うと、法律上育休中の副業は禁止されていません。
なぜなら政府が日本全体の人手不足解消や経済成長のため副業を推奨しているからです。
副業をするために身につけるスキルの取得の後押しをしている制度もありますし、
実際育休中の時間を使って仕事をしている人も多くいます。
出典 ガイドライン
また、在宅で完結できる仕事も増えていることから
育休中で隙間時間を有効に使う選択肢として副業は向いていると言えます。
しかし、多くの人が働く会社の就業規則では副業を禁止または制限しているケースがあります。
育休中に副業OKなケース
- 会社の就業規則で副業が許可されている
- 事前に会社へ申請して許可をもらっている
- 公務員以外(公務員は副業原則NG)
副業NGなケース
- 就業規則で明確に禁止されている
- 競業や信用毀損にあたる副業をする場合(例:同業他社の業務)
「育休中だからバレないだろう」と安易に始めてしまうと、会社にバレて懲戒処分や信用低下につながるリスクもあります。
副業がバレる3つの理由
「じゃあ、バレなければ大丈夫でしょ」と思うかもしれませんが、実はバレる理由は意外と多いです。
- 住民税の通知からバレる
副業で所得が発生すると、翌年の住民税が増えることがあります。
この住民税は会社にも通知されるため、会社が「あれ?副業してる?」と気づくきっかけになることが多いです。
- 社会保険や雇用保険の記録からバレる
副業先で雇用契約を結び、社会保険や雇用保険に加入すると記録が残ります。
会社が人事情報をチェックした際に、副業先の加入履歴を見つけてバレるケースも。
- 身近な人からの“うっかりバレ”
- SNSに副業のことを投稿してしまう
- 友人・同僚からの口伝え
- 副業先の人が知人だった…など
人づてやネット上の情報でバレるリスクは想像以上に高いです。
育休中に副業がバレないための対策5選
副業をするなら、リスクを減らす工夫が必要です。
以下の5つの対策を押さえておきましょう。
対策①:住民税は「自分で納付」を選ぶ
副業で得た収入は、確定申告の際に「住民税の納付方法」を“自分で納付”に設定しましょう。 こうすることで会社に住民税の増加がバレにくくなります。
対策②:雇用契約ではなく「業務委託」で働く
雇用契約を結ばず、個人事業主として業務委託契約を結ぶ形にすれば社会保険加入も不要。
バレにくい働き方です。ライター、Webデザイン、動画編集などが該当します。
対策③:副業内容を身近な人に話さない
SNSでの発信や、友人との雑談でも副業の話は控えましょう。
自分が気をつけていても、他人の一言でバレるケースは多々あります。
対策④:確定申告を正しく行う
「副業をバレたくないから確定申告しない」はNGです。
後々税務署からの指摘でさらに問題が大きくなるリスクがあります。
バレないためにも、正しく申告し、“自分で納付”を選ぶのがポイント。
対策⑤:副業サービスの登録名に注意する
副業のプラットフォームに本名で登録すると検索でバレる可能性があります。
「ペンネーム」や「ハンドルネーム」を使い、実名が出ないようにしましょう。
育休中に副業する際の注意点3つ
副業がバレないように対策しても、注意すべきポイントがあります。
注意点①:本業に支障が出ないようにする
育休中とはいえ、復職後に支障が出るようでは本末転倒。
副業の時間や体力管理はしっかりと行いましょう。
注意点②:副業で得た収入に課税される
年間所得が20万円を超えたら、確定申告が必要です。
育休中の収入でも、課税対象になりますので注意しましょう。
注意点③:育児給付金との兼ね合いに注意
育休中に一定額以上の収入があると、育児給付金が減額または停止される可能性も。
給付金のルールを確認しながら副業を行いましょう。
まとめ
筆者の実体験:家事・本業と両立して月3万の副業を継続中
私自身、30代で子育てと家事、本業をしながら、副業で月3万円以上を1年半継続しています。
取り組んだ副業の例:
- ブログ運営(初期は収益ゼロでしたが半年後から収益化)
- Webライティング(クラウドソーシングを活用)
- SNS運用代行(在宅・スキマ時間で対応)
最初は「本当にできるかな…」と不安もありましたが、
正しい対策をすればバレずに続けることは可能です。
育休中副業はバレない工夫とリスク管理が重要
育休中の副業は「法律的にはOK」でも、会社の規則や実際のリスクを知らずに始めるとトラブルの元になります。
本記事のポイントをおさらいします。
- 育休中の副業は就業規則の確認が必須
- 住民税・社会保険・人づてでバレるリスクがある
- バレないためには“自分で納付”や業務委託、匿名利用が有効
- 育児給付金や本業への影響も考慮する必要あり
正しい情報と準備をもって、副業に挑戦すれば、育休中の時間を有効に使える貴重な機会になりますよ。